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少し遅ればせながらの感想を。
「精神」という映画を見ることができて大変よかった。
観察映画というにふさわしい何も脚色していないドキュメンタリー。
余計な扇動がない分、素直に画面を見ることができる。
患者の素の人物像が浮かび上がってくる。
異常と正常。
普通とはどういうことか?
我々は自分が正常だと思っているが、果たしてどうなんだろう。
映画の中の患者と自分はどう違うのか。
なんかあまり違いはないのかもしれない。
違いといえば、患者はあまりにも深く考えすぎて
そうなったということだ。
多分そうだろうと思う。
それに心の弱さ。
自分はあまり考えない。
悩まない。
悩みすぎると日常に破綻が生じるから、考えることを一旦やめるのが普通だ。
でも患者はとことん考えるのだろう。
そこが違うのか。
考え続けるのが異常なのか、考えないのが普通なのか。
考えないのが異常かもしれないのに。
それに心も繊細だ。
ちょっとの言動でも傷付く。
普通、人はだんだん心が強くなる。
いや麻痺するのかもしれない。
痛みをだんだん感じにくくなる。
それは自分を守るため。
だがこの映画の中の患者はいつまでもピュアだ。
ピュアゆえの悲劇。
でもどちらが幸せなのかわからない。
そんなことを考えさせられました。
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